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   ドレスデン・アルトシュタット機関区鉄道博物館
      (Eisenbahnmuseum Bw Dresden-Altstadt)
車庫前に並んだ蒸気機関車
概  要
最初は1872年に建設された車庫と転車台、吸水塔などを利用した施設で、直属の歴史的蒸気機関車4台および電気機関車の一団から成る。博物館というよりは保存施設といったほうが分かりやすいと思われる。
広大な旧ドレスデン操車場の一角にある。最盛期は現在博物館として使われている車庫と同じような車庫が4棟あり、それぞれ転車台を備えていた。操車場は1945年の空襲で大きな被害を受けたが、旧東独時代に修復、拡張され、1977年9月に蒸気機関車の定期運行が停止されるまでは、蒸気機関車120台の本拠であった。
毎年5月のシーズンのオープニングと10月はじめのシーズンの閉幕に際してはドレスデン交通博物館その他の機関車なども参加してデモ走行などが行なわれる。
型式89-6009の蒸気機関車
Baureihe 89 - 6009
 
Baureihe 89 - 6009
<上および左の写真(Baureihe 89-6009)>
ドレスデン・ドイツ鉄道博物館所有車両の中の1台。
このシリーズは当初T3と呼ばれ、製造が開始されたのは1882年。維持管理が容易などの特徴で親しまれた。20年にわたって製造され、プロイセン王国鉄道向けの1,369台はじめ多数が各地の鉄道に納入された。戦後は多くの車輌が旧東ドイツ国鉄の所有となり、89というシリーズ名がつけられた。この89 6009は戦前に地方の私鉄で使われていたもので、1961年に牽引式の炭水車が取り付けられたが、シリーズ名は”89”のまま残されていた。 
 
Baureihe 52 - 8079
 
Baureihe 52 - 8079
写真上(2枚 Baureihe 52 8079)
52シリーズの蒸気機関車は、第2次大戦中、戦域の拡大に伴って、長距離走行、耐寒性などに優れた軽量、高性能な機関車として設計され、
1942年から全体で6,300台以上が製造された。主としてソ連・東欧の前線とドイツの間の物資の輸送に使われ、「戦時機関車」と呼ばれた。
戦後は多くがソ連に取り残されたが、国内にあった機関車は旧東独では戦後も活用され、復興に貢献した。東独政府は1960年にこのモデルの改良型の開発を決定、67年までに200台が製造された。このシリーズは52.80の番号がつけられ、現在も約120台が保存されているが、うち、動くのは8ないし10台といわれる。
写真の52 8079 は1963年に製造されたもの。
案 内
2011年の開館日時: 4月16日‐10月1日までの毎月第1および第3土曜日 10:00‐16:00
入場料: 3.00ユーロ(大人)
特別催し: 4月01日-03日、10:00-17:00*
                5月14日-15日、10:00-17:00
        6月18日-19日、10:00-16:00
        7月09日、18:00-01:00
                 9月03日‐04日、10:00-17:00
                10月08日-09日、10:00-17:00
                11月27日、 10:00-16:00
(特別催しは別料金。詳しくは公式ホームページ参照。)
場 所: Zwickauer St. 86, 01187 Dresen
地図ではきわめてわかりにくい。Nuernberger
Str.がZwickauer Str.を跨ぐNossener Bruecke
の上のバス 停の下。 Zwickauer Str.からは
一旦階段で橋の上に上がり、そこからさらに
階段を下りる。(ちなみに、一番上の表題の
      写真は橋の上から撮ったもの。) 
 
<車庫前に並んだ蒸気機関車たち>


公式ホームページ:
www.igbwdresdenaltstadt.de/
 
*第3回ドレスデン機関車大会(Dresdner Dampfloktreffen)
   
  - ドレスデン情報ファイル2005.08.05 -- 
更新:2011.01.04