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   若返る街 (Dresden)
改修進む住宅
ドレスデンの中心部は第2次大戦中の激しい空襲で壊滅的な打撃を受け、その跡が長い間残っていたが、とくに東西ドイツの統合後は歴史的な建造物の再建が大きく進展し、2005年10月には念願であった聖母教会の落成式も予定されている。
これに対して、旧市街周辺や郊外地では旧東独時代に低コストのプレハブ住宅が大量に供給され、潤いのない風景を創りだす一方、空襲を免れた古い住宅街は維持管理が行き届かず、老朽化が進むにまかされていた。
東西ドイツの統合後はそうした住宅も公的機関や民間企業の手で次々に改修され、古い建物がどんどんときれいな建物に生まれ変わっている。画一的な形のプレハブ住宅もさまざまな形や色に改修されており、その技術は是非日本にも取り入れてほしいと思うほどである。
ここに紹介するのはごく限られた例で、しかも、好例とは言いがたいが、このような街や村の再生は旧東ドイツのいたるところで着実に進展し、快適な生活ができるようになっているのはうらやましいといわざるを得ない。
   
同じ道路に沿って建つ3棟のプレハブ住宅。元は上3棟とも同じ形の建物であった。上が元のままのもので、2005年春の時点でまだ改修されていない。
右上と右の2枚は改修後の建物で、見違えるようにきれいになっている。右上は外装を変えた程度であるが、右は建物からせり出した、ガラス張りのベランダを付け加えて居住面積を増やし、色彩も鮮やかになっている。
一戸建てを含め、古い建物にはベランダのないものが多いようであるが、最近の改装ではほとんどがベランダやエレベーターを付け加えて、外の空気を楽しめるようにるようになっている。
   
   
 <改装前‐2004年7月>  <改装後‐2005年9月>
   
 <改装前‐2004年7月>  <改装後‐2005年9月>
   
左の建物は改修にあたって真ん中部分が壊されてしまい、どうなるかと思っていたら、その部分にガラス張りのホールが作られ、、左右の建物の色をアンサンブルにして高級イメージを打ち出している。
   
この建物は改修が始まったばかりであるが、改修後の姿(右)を掲示して買い手を求めている。(2005年9月)
 
   
   
   -- ドレスデン情報ファイル 2005.09.25 --